第79回;「長男の大きな野望」

5歳の長男は、虫取りがマイブームです。

虫なら何でもいいみたいです。

セミ、バッタ、こおろぎ、カメムシ。。

ありとあらゆる虫に興味がある様です。
ウチの妻は虫が苦手なので、長男が虫を持って帰ると、
泣き叫んでおりますが。。

何故だろう。。

虫を嫌がる妻の姿を見ることが、
私はちょっと嬉しいので、
心の中で、長男に対しいつも、
『グッドジョブ!♪(´ε` )』
と言っています。

さて、話を戻して、
ε-(´∀`; )

長男は何でも捕まえられると思っているみたいです。

ここ一週間、台風の話ばかりでしたよね!?

例に漏れることなく、
長男も”台風がいかに危険か”ということについて、
幼稚園や家でも聞かされていました。

そこで何か閃いた様です。

長男は、おもむろに大きめのバケツを玄関の前に設置しました。

私は長男の行動の意味が分からなかったので、尋ねました。

「何で、バケツを置いたの?」

すると、長男は、

「だって、台風を捕まえるんだもん♪♪( ´θ`)ノ」

どうやら、台風を捕まえられる物、
多分、虫か何かだと思っているのです。

なかなか、斬新なアイデアです。

親として何と声を掛けてあげるべきか。。
と悩んだ挙句、出た答えが、

「うん、台風がバケツに入るといいね。。。」

でした。


そして、翌日の台風が去った午前中、

バケツは庭の片隅に横たわっておりました。

荒れ狂う強風の中、庭の中を飛び回って、
壁にぶつかって、お疲れのご様子。

長男はそのバケツを横目に言いました。

「台風、逃げちゃったね。
 じゃあ、ファミマ行こうか?」

と、一晩中飛び回ったバケツを労うこともなく。。

台風が去った後の晴れやかな空の様に、
スッキリと気分を切り替え、
自分の好きなお菓子を買うミッションへ出かけました。

長男よ。
君の世界を救うような、大きな野望はどこへ行った?

左手には、チョコのウエハース。
右手には、コーラ味のチュッパチャプス。

ファミマで手に入れた盾と剣を、
歩きながら振り回す小さな勇者に、
「今後の世界を託していくんだな。」
と思った、
台風が去った後の出来事でした。

それでは、また次回、お会いできることを楽しみにしております。
(*- -)(*_ _)ペコリ
continuity is the father of success.

 

雑記