第31回;「勝負論-2」
本書でも結論を最初に定義しているので、それを先に書きます。
「勝負に勝つということは、自分が成長すること。」
「勝負に勝ち続けるということは、自分が成長し続けること」
「勝負に勝ち続けるということは、頑張ることにためらいを持たないこと。」
表面的な勝ち負けではなく、
勝つということは成長することと同義だと著者は言っています。
ということは、表面的には負けでも、
著者にとっては成長できれば勝ちということです。
会社に勤めていると、
結果が全てということを痛いほど思い知らされます。
特に悪い方の結果は、すぐに広まります。
だから、出来るだけリスクを取らずに、
自分がそつなくこなすことのできる仕事を好んでしまいがちです。
これは、表面的には勝っているが、
この本のなかでは、負けているといえます。
ステージが一段上にあがれば、
とたんに今までやってきたことが通用しなくなり、
挑戦することをためらわなかった努力し続けてきた人に、
あっさり抜かれてしまいます。
周りから、「頭がおかしい」と言われても、
部署に根付いた慣習やセオリーを疑い、
「どうして、こんなことしてるんだ?」と業務手順や仕事の意義を検証し続けた人と、
教えられたのをそのまま飲み込んで、
目の前の仕事をそつなくこなしているだけの人との差は、
後に取り返しがつかないくらい大きくなっていきます。
短期的な成果はもちろん大事だけど、
それにしがみつくことなく、
長期的な目線に立って、
勝ちに行くことを常に頭の片隅に置いておきたいですね。
それでは、また次回、お会いできることを楽しみにしております。
(– -)(_ _)ペコリ
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